初めてゲーミングPCを買おうと思っても、CPUやGPU、メモリなど、聞き慣れない言葉が多くて困っていませんか?
次のように悩んでいる人もいらっしゃるのではないでしょうか?
- 「10万円台の安いPCでもゲームは遊べる?」
- 「どのくらいの価格のPCを買えばいいの?」
- 「CPUやGPUの型番を見ても、どれを選べばいいのか分からない」
- 「購入時のカスタマイズは何を選べばいい?」
最初に知っておきたいのは、初めてゲーミングPCを買うからといって、最初から高性能なモデルを選ぶ必要はないということです。
例えば、VALORANTのような比較的軽いゲームや、特定のスマホゲームをPCで遊びたい人なら、エントリーモデルでも満足できる可能性があります。一方、Steamでさまざまなゲームを遊びたい人や、最新ゲームを高画質で楽しみたい人には、もう少し性能に余裕のあるPCが候補になります。
大切なのは、価格の安さだけで決めることでも、必要以上に高性能なPCを買うことでもありません。遊びたいゲームや希望する画質に合わせて、自分に必要な性能を見極めることです。
この記事では、初めてゲーミングPCを購入する人に向けて、予算の目安からCPU・GPUの選び方、メモリやSSD、電源、Wi-Fiなどの必要性まで解説します。
実際に販売されているPCのスペック表も例にしながら、初心者でも商品ページを見て比較できるように、一つずつ説明していきます。
初めてのゲーミングPCはどれを買えばいい?
細かいパーツの説明に入る前に、まずは自分がどんな使い方をしたいのか考えてみましょう。
初めてゲーミングPCを購入する人でも、求めているものはさまざまです。
| PCでやりたいこと | 選び方の目安 |
|---|---|
| VALORANTなどの比較的軽いゲームを遊びたい | エントリーモデルも候補。 希望するフレームレートや画質に合わせて選ぶ |
| 特定のスマホゲームをエミュレーターで遊びたい | 対象ゲームやエミュレーターに必要なCPU・GPU・メモリを確認する |
| Steamでさまざまなゲームを遊びたい | フルHDで幅広いゲームに対応しやすい構成を検討する |
| 最新ゲームを高画質で遊びたい | GPUの性能に余裕を持たせる |
| 高フレームレートやゲーム配信も重視したい | GPUだけでなくCPUやメモリも含めて構成を比較する |
例えば、遊びたいゲームがすでに決まっていて、そのゲームが低めのスペックでも動くなら、最初から20万円以上のPCを買う必要はありません。
反対に、まだ遊びたいゲームが決まっておらず、これからSteamでいろいろなゲームを探したい人は、幅広いゲームに対応しやすい構成を選ぶと、購入後に遊び方が広がります。
迷ったときは、次の構成を一般的な目安にするとよいでしょう。
| 項目 | 標準的な目安 |
|---|---|
| PCの種類 | デスクトップ型 |
| GPU | GeForce RTX 5060 8GBクラス |
| CPU | AMD Ryzen 5 7500Fなど用途に合った性能を持つCPU |
| メモリ | 16GB以上。予算に余裕があれば32GB |
| SSD | 1TBを目安にする |
| 電源 | GPUやCPUに合ったメーカー標準構成 |
| Wi-Fi | 有線LANを使えるなら必須ではない |
| Bluetooth | ワイヤレス機器を使うなら必要 |
※上記は、フルHD環境で幅広いPCゲームを遊びたい人向けの目安です。すべての初心者に必要な構成という意味ではありません。
「PCで遊べれば十分」という人は、まずエントリーモデルを含めて検討しましょう。一方、いろいろなゲームを楽しみたい人は、標準的な構成を中心に比較すると選びやすくなります。
具体的なモデルを比較して選びたい方は、予算や用途に合わせて厳選した8台を紹介する記事も参考にしてください。
ゲーミングPCの予算はどれくらい必要?
ゲーミングPCは、搭載されているCPUやGPUなどによって価格が変わります。
最初から予算を決めておくと、必要以上に高価なモデルを選ぶのを防ぎやすくなります。
| PC本体の予算 | 構成の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 10万〜15万円台 | RTX 3050クラスなど。セール品ではRTX 5060搭載モデルも候補 | 予算を抑え、目的のゲームをPCで遊びたい人 |
| 15万〜20万円台 | RTX 5060クラスなど。CPU・メモリ・SSDも比較する | フルHDで幅広いゲームを遊びたい人 |
| 20万〜30万円台 | RTX 5060 TiやRTX 5070クラスなど | GPU性能に余裕を持たせたい人 |
| 30万円以上 | RTX 5070 Ti以上などの上位構成 | 高画質・高解像度や重いゲームを重視する人 |
※価格帯は目安です。セールやメーカー、搭載パーツ、メモリ・SSDの容量によって変わります。10万円台前半でも、ゲームの要求スペックや希望する画質によっては十分な候補になります。
10万円台前半のエントリーモデルでも大丈夫?
予算を抑えてゲーミングPCを購入したいなら、エントリーモデルも候補になります。
例えば、VALORANTの公式スペックでは、30fps・60fps・144fps以上を想定した3段階の構成が紹介されています。Apex Legendsも公式の必要動作環境と、滑らかな60fpsを目指す推奨動作環境を分けて案内しています。
このように、同じゲームでも、最低限動かしたいのか、滑らかにプレイしたいのか、高いフレームレートを目指したいのかによって必要な性能は変わります。
そのため、軽めのゲームを中心に遊びたい人や、画質にあまりこだわらない人は、エントリーモデルから検討する選択肢もあります。
ただし、公式の必要スペックを満たしているだけで、現在のゲームが常に快適に動くとは限りません。ゲームの更新や設定によっても負荷は変わるため、可能であれば実際の動作検証も確認しましょう。
実際の販売モデルで価格とスペックを比較してみよう
予算の目安だけでは、実際にどのようなPCを購入できるのか分かりにくいと思います。
そこで、MDL.makeで販売されている2つのモデルを例に、エントリーモデルと標準的な構成の違いを比較してみましょう。
| 項目 | エントリーモデル | 標準的な構成の候補 |
|---|---|---|
| 商品名 | Ryzen 5 5500 × RTX 3050 | Ryzen 5 5500 × RTX 5060 |
| 掲載価格 | 119,800円 | 146,800円 |
| CPU | Ryzen 5 5500 | Ryzen 5 5500 |
| GPU | GeForce RTX 3050 6GB | GeForce RTX 5060 8GB |
| メモリ | 16GB (8GB×2枚) | 16GB (8GB×2枚) |
| SSD | 500GB | 500GB |
この2台は、どちらもRyzen 5 5500を搭載しており、GPUが主な違いです。
エントリーモデルのRTX 3050は、RTX 5060より低い性能帯のGPUです。そのぶん価格を抑えやすく、遊びたいゲームが比較的軽い人や、画質よりも価格を重視する人にとって候補になります。
一方、RTX 5060モデルは、より高いGPU性能が期待できます。特定の軽いゲームだけでなく、ほかのPCゲームも遊んでみたい人なら、価格差に見合う価値があるか比較する意味があります。
掲載価格の差は27,000円。ここで考えたいのは、どちらが単純に優れているかではありません。
「VALORANTや軽めのゲームを中心に遊べれば十分」という人なら、エントリーモデルを選んで、残った予算をモニターや周辺機器に回す方法もあります。
反対に、「Steamでいろいろなゲームを遊びたい」「今後、より負荷の高いタイトルにも挑戦したい」という人なら、RTX 5060モデルも比較する価値があります。
なお、購入時にはCPU・GPUだけでなく、メモリ・SSD・電源などの構成も確認してください。安いモデルを購入しても、必要なオプションを追加した結果、上位モデルとの差が小さくなる場合があります。
エントリーモデルを選ぶこと自体は問題ありません。自分の目的に対して必要な性能があり、価格差にも納得できるかどうかが大切です。
価格を抑えたいなら、妥協できる部分も決めよう
低価格モデルを選ぶ場合は、購入前に「どこまでの性能を求めるか」を決めておくと選びやすくなります。
例えば、次のような考え方です。
- 画質は低めでも、遊びたいゲームが動けばよい。
- 高フレームレートにはこだわらず、一般的なプレイを楽しみたい。
- 特定のスマホゲームをPCで遊べればよく、幅広いPCゲームへの対応力は必要ない。
こうした条件に当てはまるなら、エントリーモデルも十分検討する価値があります。
ただし、最新の重量級ゲームを高画質で遊びたい場合や、長く幅広いゲームを楽しみたい場合は、最初からGPU性能に余裕を持たせた方が満足しやすいでしょう。
ゲーミングPCのスペック表で確認する4つのパーツ
ゲーミングPCの商品ページには、CPU・GPU・メモリ・SSDなど、さまざまな項目が記載されています。
最初は難しく感じるかもしれませんが、ゲームを遊ぶために特に重要なのは、この4つのパーツです。
| パーツ | 主な役割 | 購入時に確認すること |
|---|---|---|
| GPU | ゲームの映像を処理する | 遊びたいゲームに必要な性能があるか |
| CPU | ゲームやアプリの処理を担当する | 型番やゲームでの性能が用途に合っているか |
| メモリ | 作業中のデータを一時的に置く | 使い方に合った容量があるか |
| SSD | Windowsやゲームなどを保存する | インストールしたいゲームに十分な容量があるか |
ここからは、商品ページを見ながら、自分で判断する方法を具体的に解説します。
GPUはゲームの映像を処理するパーツ
GPUは、ゲームの映像を処理するパーツです。「グラフィックボード」や「グラボ」とも呼ばれます。
GPUの性能は、ゲームの画質や映像の滑らかさに大きく関係します。ゲーミングPCを選ぶときは、まずGPUを確認しましょう。
ただし、GPUの型番を見ても、それが自分の遊びたいゲームに十分な性能なのか、初心者には分かりにくいと思います。
そこで、ゲームの公式サイトに記載された推奨スペックと、購入候補のPCに搭載されたGPUを比較する方法を紹介します。
まずは、遊びたいゲームの推奨GPUを確認する
ゲームの公式サイトには、PCで遊ぶために必要なスペックが掲載されていることがあります。
- 「必要スペック」「最低スペック」は、ゲームを起動するための最低限の条件を示すものです。
- 「推奨スペック」は、メーカーが想定するプレイ環境に近づけるための目安になります。
ただし、推奨スペックを満たせば最高画質や高フレームレートで遊べる、という意味ではありません。どの程度の画質や滑らかさを目指せるかは、ゲームごとの条件を確認する必要があります。
遊びたいゲームがある人は「○○(遊びたいゲームタイトル) スペック 公式」で検索してみましょう
推奨GPUと型番が違うときは、ゲームの性能を比較しよう
ゲームの公式サイトには、必要なGPUや推奨GPUが記載されています。ただし、購入したいPCに搭載されているGPUが、公式サイトに記載された型番と同じとは限りません。
例えば、ゲームの推奨GPUが古い型番だった場合、現在販売されているPCに搭載されたGPUの方が高性能なこともあります。
では、型番が違う場合は、どうやって判断すればよいのでしょうか?
そこで参考になるのが、ベンチマークです。
ベンチマークとは、PCやパーツの性能を測定し、比較するためのテストのことです。ゲーミングPCを選ぶときは、実際にゲームを動かして性能を測定した結果が参考になります。
ゲームのベンチマークでは、例えば「平均120fps」のように結果が示されることがあります。fpsは、1秒間に画面を何枚表示できるかを表す数値で、高いほど滑らかな映像を表示しやすくなります。
自分でテストする必要はありません。PCのレビュー記事や検証動画などで、実際にゲームを動かした結果を確認できます。
実際のゲームを例に考えてみよう
例えば、VALORANTの公式スペックでは、次の3段階に分けてPCの構成が紹介されています。
| 区分 | 想定するフレームレート |
|---|---|
| 最低スペック | 30fps |
| 推奨スペック | 60fps |
| ハイエンドスペック | 144fps以上 |
このように、同じゲームでも、最低限動かしたいのか、滑らかに遊びたいのかによって、必要な性能は変わります。
例えば、画質やフレームレートにこだわらずVALORANTを遊びたい人と、高いフレームレートで競技性を重視したい人では、選ぶべきPCが異なります。
ほかのゲームでも同じように、まずは公式スペックで必要な性能を確認し、自分がどの程度の画質や滑らかさを求めているかを考えましょう。
購入候補のGPUは、次の手順で比較しよう
ゲームの推奨GPUと購入候補のGPUが違う場合は、次の順番で確認してみてください。
| 確認すること | 具体的な方法 |
|---|---|
| ① ゲームの推奨GPU | 公式サイトで推奨スペックに記載された型番を確認する |
| ② PCに搭載されたGPU | 商品ページで「GeForce RTX 3050 6GB」などの正式な型番を確認する |
| ③ 実際のゲーム性能 | 「ゲーム名+GPUの型番+ベンチマーク」などで検索する |
| ④ 希望する画質や滑らかさ | 自分が遊びたい解像度や画質設定で、十分なfpsが出ているか確認する |
例えば、購入候補のPCに「GeForce RTX 3050 6GB」と書かれていたとします。
ゲームの推奨GPUが別の型番だった場合は、RTX 3050という名前だけで性能が足りるかどうかを判断するのではなく、そのゲームで実際にどのくらいの性能が出るかを調べます。
検索するときは、「VALORANT RTX 3050 fps」のように、ゲーム名とGPUの型番を組み合わせると、実際の動作を検証した記事や動画を見つけやすくなります。
確認する際は、自分が遊びたいゲームの結果を優先し、できるだけ同じ解像度や画質設定で比較することが大切です。異なる条件で測定した結果では、GPU以外の違いによってfpsにも差が出るためです。
遊びたいゲームの検証結果が見つからない場合は、GPU同士の性能比較も参考になります。ただし、複数のゲームをまとめた比較結果だけでは、特定のゲームでどのくらい快適に遊べるかまでは分かりません。
例えば、GeForce RTX 3050とRTX 5060では、RTX 5060の方が高いGPU性能を持っています。ただし、その性能差が実際のゲームでどのくらい表れるかは、ゲームや画質設定によって変わります。
GPUの型番や数字だけで判断せず、ゲームの推奨スペックと実際の動作結果を組み合わせて考えましょう。
覚えておきたいのは、推奨GPUと同じ型番のPCしか選べないわけではないということです。 異なる型番でも、必要な性能があるかを比較すれば、自分の予算に合ったPCを見つけやすくなります。
GPUは数字だけで判断しない
GPUの型番には、世代やグレードを示す数字が含まれています。
例えば、NVIDIAのRTX 5050やRTX 5060はRTX 50シリーズの製品です。同じシリーズでもグレードによって性能が変わりますし、異なる世代の製品同士では数字の大小だけで判断できません。
商品ページに書かれた型番を見て、次の方法で比較してみましょう。
- 遊びたいゲームの公式サイトで推奨GPUを確認する。
- 購入候補のPCの商品ページで、GPUの正式な型番を確認する。
- 型番が異なる場合は、GPU比較サイトやゲームのベンチマークを調べる。
- 自分が希望する画質や解像度、フレームレートに適しているか判断する。
GPUの型番を暗記する必要はありません。具体的な名前を手がかりに調べれば、自分に合ったPCを絞り込みやすくなります。
GPUのVRAM容量も確認しよう
GPUには、映像データを一時的に保存する「VRAM(ビデオメモリ)」も搭載されています。
商品ページでは、例えば「GeForce RTX 5060 8GB」のように、GPU名とVRAM容量が記載されています。
VRAM容量は、高画質な映像や大きなデータを扱うゲームなどで重要になる場合があります。
ただし、VRAMの容量が多ければ、必ずGPU全体の性能も高いというわけではありません。GPUの処理性能とVRAM容量は分けて確認しましょう。
購入候補のGPUを比較する手順
実際にPCを選ぶときは、次の順番で確認すると分かりやすくなります。
- 遊びたいゲームの必要スペック・推奨スペックを確認する。
- 購入候補のPCに搭載されているGPUの型番を確認する。
- 型番が異なる場合は、GPU比較サイトやゲームのベンチマークを確認する。
- 自分が希望する画質や解像度で遊べそうか判断する。
- VRAM容量など、ゲームに必要な条件も確認する。
エントリーモデルを選ぶ場合も、この方法で確認すれば、価格の安さだけでなく、自分の用途に合っているかを判断できます。
CPUはPC全体の処理を担当するパーツ
CPUは、ゲームやアプリなど、PC全体の処理を担当するパーツです。「PCの頭脳」にたとえられることもあります。
CPUには、IntelのCoreシリーズやCore Ultraシリーズ、AMDのRyzenシリーズなどがあります。
商品ページでは「Core i5」「Core i7」「Ryzen 5」「Ryzen 7」といった名前を見かけますが、シリーズ名だけで性能を判断することはできません。
同じシリーズでも、世代や具体的な型番によって性能が異なるためです。
CPUも具体的な型番まで確認する
例えば、今回紹介したMDL.makeのモデルには「AMD Ryzen 5 5500」が搭載されています。
Ryzen 5 5500は6コア12スレッドのCPUです。
商品ページに「Ryzen 5」と書かれているだけでは、どの製品が搭載されているのか分かりません。「Ryzen 5 5500」のように、具体的な型番まで確認しましょう。
また、IntelのCore i5・Core i7とAMDのRyzen 5・Ryzen 7は、シリーズ名が違うため、その数字だけで性能を比較することはできません。
CPUの性能を比較する方法
CPUを比較するときは、次の順番で確認しましょう。
- 遊びたいゲームの公式スペックで、CPUの必要条件・推奨条件を確認する。
- 購入候補のPCに搭載されているCPUの正式な型番を確認する。
- 型番が異なる場合は、CPU比較サイトや対象ゲームのベンチマークを参考にする。
- GPUとの組み合わせも含めて、用途に合った性能があるか判断する。
ゲームの公式スペックに「Core i7」とだけ書かれている場合は、具体的な型番が分からないこともあります。その場合は、実際のゲーム検証やCPU比較を参考にするとよいでしょう。
CPUはGPUとのバランスも大切
ゲーム性能を重視する場合、CPUとGPUの組み合わせも重要です。
例えば、GPUを高性能なものに変更しても、CPUの性能が不足していれば、ゲームによっては期待したフレームレートが出ない場合があります。
一方、CPUだけを高性能にしても、GPUの性能が不足していれば、高画質で遊ぶための性能を確保できないこともあります。
初めてゲーミングPCを購入するなら、CPUを単独で選ぶのではなく、遊びたいゲームに必要なGPUを選び、そのGPUと組み合わせたPCのベンチマークや動作検証を確認するのがおすすめです。
BTOパソコンはメーカーがCPU・GPUなどを組み合わせて販売しているため、自分でパーツの相性を一つずつ調べる必要はありません。ただし、目的のゲームに必要な性能があるかどうかは、購入前に確認しましょう。
メモリは16GB以上を目安にする
メモリは、ゲームやアプリを動かしている間にデータを一時的に置いておくパーツです。
机にたとえると、机が広いほど複数の作業を同時に進めやすくなるイメージです。
ゲーミングPCを購入するなら、まずは16GB以上を目安にしましょう。
| メモリ容量 | 選び方 |
|---|---|
| 8GB | 現在のゲーミングPC用としては余裕が少なく、積極的には選びにくい |
| 16GB | 価格を抑えた構成の基準 |
| 32GB | 重いゲームや複数のアプリを同時に使う人におすすめ |
| 64GB以上 | 大容量を必要とする制作作業など、用途が明確な人向け |
ゲームによっては、推奨メモリが32GBに設定されている場合もあります。そのため、遊びたいゲームが決まっているなら、公式の推奨スペックを確認してください。
また、メモリは容量だけでなく、搭載方法も関係します。
例えば、16GBを1枚で搭載する構成と、8GBを2枚で搭載する構成があります。対応するPCでは、2枚構成にすることでメモリを並行して利用できます。
ただし、2枚構成でなければゲームが遊べないという意味ではありません。購入時に選べるなら、構成と価格差を確認しておくとよいでしょう。
予算を優先するなら16GB、長く使いたい場合や、ゲームとブラウザなどを同時に使う場合は32GBも候補になります。
SSDは1TBを目安にする
SSDは、Windowsやゲームのデータを保存しておくパーツです。スマホでいう本体ストレージに近いものと考えると分かりやすいでしょう。
ゲーミングPCを購入するなら、SSDは1TBを目安にするのがおすすめです。
| SSD容量 | 選び方 |
|---|---|
| 500GB | 価格重視で、インストールするゲームが少ない人向け |
| 1TB | 初めてのゲーミングPCで選びやすい容量 |
| 2TB以上 | 多くのゲームをインストールしたい人向け |
PCゲームは、1タイトルで数十GBから100GB以上の容量を使うこともあります。
500GBのSSDでもゲームは遊べますが、Windowsやほかのアプリも容量を使うため、複数のゲームをインストールすると空き容量が少なくなりやすいです。
最初から1TBを選んでおけば、ゲームを追加するたびに容量を気にする場面を減らせます。
ただし、予算に限りがあるなら、最初は500GBで購入し、必要になったタイミングで増設する方法もあります。ゲームを1〜2本中心に遊ぶ人なら、この方法も検討する価値があります。
購入時は、500GBから1TBへの変更にいくらかかるか確認し、少ない追加費用で変更できるなら優先して検討しましょう。
電源のW数はどれくらい必要?
電源ユニットは、コンセントから受け取った電気を、PCの各パーツが使える形に変換して供給するパーツです。
商品ページには「650W」「750W」などと記載されています。この数字は、電源が供給できる電力の大きさを示しています。
初心者が覚えておきたいのは、電源はW数が大きければ必ずよいわけではないということです。GPUやCPUの消費電力、PC全体の構成に合った容量を選ぶ必要があります。
例えば、NVIDIAはRTX 5050についてシステム電力要件550W、RTX 5060についても製品仕様に応じたシステム電源の目安を案内しています。
これはPC全体の構成を考慮したメーカーの目安です。実際の必要容量はCPUなどによって変わるため、GPUの数字だけで決めないようにしましょう。
初めて購入する場合は、メーカーが用意した標準構成を基準に考えれば大丈夫です。必要以上に高いW数へ変更する必要はありません。
将来的にGPUを交換したい場合は、交換先のGPUに必要な電源容量や、PC全体の構成を確認して選ぶ方法もあります。
また、電源には「80PLUS Bronze」「80PLUS Gold」などの表記もあります。これは、電源の変換効率に関する認証です。
ただし、認証ランクだけで電源の品質や耐久性がすべて決まるわけではありません。初心者は、まずPC全体に合った電源容量を選び、必要以上のアップグレードは避けるとよいでしょう。
Wi-FiやBluetoothは必要?
ゲーミングPCを購入する際は、Wi-FiやBluetoothが必要かどうかも確認しておきましょう。
これらはPCゲームの性能そのものを上げる機能ではありませんが、接続する機器や設置場所によっては必要になります。
Wi-Fiは有線LANを使えるかで判断する
Wi-Fiは、ケーブルを使わずにインターネットへ接続するための機能です。
デスクトップ型のゲーミングPCでも、Wi-Fiが標準搭載されているモデルと、搭載されていないモデルがあります。
自宅のルーターとPCをLANケーブルでつなげるなら、Wi-Fiは必須ではありません。オンラインゲームでは、有線LANの方が通信が安定しやすいため、ケーブルを使えるなら有線接続がおすすめです。
一方、ルーターとPCの距離が遠い場合や、部屋の都合でケーブルを引けない場合は、Wi-Fiが必要になります。
Wi-Fiが必要なら、購入時に無線LAN対応オプションを追加するか、標準搭載モデルを選びましょう。
Bluetoothはワイヤレス機器を使うなら必要
Bluetoothは、対応する機器を無線で接続するための機能です。
例えば、次のような機器を使う場合に便利です。
- Bluetooth対応のイヤホンやヘッドホン
- ワイヤレスのゲームコントローラー
- Bluetooth対応のキーボードやマウス
有線の周辺機器だけを使うなら、Bluetoothは必要ありません。
また、Wi-FiとBluetoothの両方に対応した無線通信カードを選べるPCもあります。両方を使いたい場合は、Wi-FiだけでなくBluetoothにも対応しているか確認しましょう。
Wi-FiもBluetoothも、必要な人だけ追加すれば大丈夫です。使う予定がない機能に、無理にお金をかける必要はありません。
購入時のカスタマイズは何を優先すればいい?
BTOパソコンでは、購入画面でメモリやSSD、電源などを変更できる場合があります。
ただし、選べるオプションをすべて追加する必要はありません。初めて購入する人は、次の順番で考えると分かりやすいです。
| 優先順位 | オプション | 考え方 |
|---|---|---|
| 1 | GPUを含む基本構成 | 遊びたいゲームに必要な性能があるかを確認する |
| 2 | SSD 500GBから1TB | 複数のゲームを遊ぶなら優先度が高い |
| 3 | メモリ16GBから32GB | ゲームの推奨環境や同時に使うアプリに応じて選ぶ |
| 4 | Wi-Fi・Bluetooth | 無線接続が必要な場合に追加する |
| 5 | 電源容量の変更 | 標準構成が用途に合っていない場合に検討する |
| 6 | CPUのアップグレード | ゲームの推奨環境や実際のベンチマークを確認してから検討する |
| 7 | RGBライトなどの装飾 | 見た目を重視する場合に追加する |
※この順位は、すべての人に同じオプションが必要という意味ではありません。遊びたいゲームに必要な性能を確保したうえで、自分に必要な機能だけを追加するという考え方です。
SSDは少ない追加費用で1TBになるなら優先したい
ゲームを複数インストールする予定なら、500GBから1TBへの変更は検討する価値があります。
一方、予算が厳しく、遊ぶゲームも少ないなら、500GBで購入して後から増設する方法もあります。
購入時は変更費用を確認し、初期費用と使い勝手のバランスを考えて選びましょう。
メモリは必要なゲームに合わせて選ぶ
ゲームによっては16GBで十分な場合もあれば、32GBが推奨されている場合もあります。
遊びたいタイトルの推奨環境が32GBなら、購入時に32GBへ変更することを検討しましょう。特に指定がなく、予算が限られているなら、まずは16GBで始める方法もあります。
電源は大きい数字にすればいいわけではない
標準構成の電源が、搭載されているGPUやCPUに合った容量なら、無理に変更する必要はありません。
「将来のために大きなW数にしておこう」と考えるより、現在の構成に合っているかを優先しましょう。
CPUは型番を理解できないまま上位モデルにしなくていい
CPUの名称だけで性能を判断するのは簡単ではありません。
CPUを高いモデルへ変更する前に、遊びたいゲームの推奨CPUや、実際のベンチマークを確認しましょう。
ゲームによってはCPUの性能も重要ですが、どこまで必要かはタイトルごとに異なります。必要な性能を確認できていない場合は、むやみに追加費用をかけず、標準構成を基準に考えるのがおすすめです。
モニターやキーボードなどの費用も考えよう
デスクトップ型のゲーミングPCは、本体を買うだけではゲームを始められない場合があります。
モニター、キーボード、マウスなどを別途用意する必要があるため、PC本体だけで予算を使い切らないようにしましょう。
モニターはフルHD・144〜180Hzを一つの目安にする
これから初めて購入するなら、フルHDで144〜180Hzに対応したモニターが候補になります。
Hz(ヘルツ)は、画面が1秒間に何回表示を更新するかを示す数字です。数値が高いほど、対応するフレームレートで滑らかな映像を表示しやすくなります。
ただし、240Hzのモニターを買えば、どんなゲームでも240fpsで動くわけではありません。ゲームの動作速度はPCの性能にも左右されるため、予算に合わせて選べば十分です。
また、軽めのゲームやスマホゲームのPC版が中心なら、最初から高価な高リフレッシュレートモニターを選ぶ必要はありません。
キーボードやマウスは高価なゲーミング用でなくてもいい
初めて購入する段階では、キーボードやマウスに大きな予算をかける必要はありません。
まずは使いやすいものを選び、必要に応じて買い替えれば大丈夫です。すでに使っているUSB接続のキーボードやマウスがあれば、最初はそれを流用することもできます。
周辺機器がないならスターターセットも候補
PC本体に加えて、モニターやキーボード、マウスなどをまとめて購入できるスターターセットもあります。
周辺機器を一つずつ探す手間を減らせるため、初めてゲーミングPCを購入する人に向いています。
ただし、セットに含まれるモニターの性能や周辺機器の内容は商品によって異なります。すでに機器を持っている人は本体のみのモデルと価格を比較し、これから一式そろえる人はセット全体の価格と内容を確認しましょう。
デスクトップとノートPCはどちらがおすすめ?
初めてゲーミングPCを購入するなら、自宅で使うことが中心で設置場所を確保できる場合は、デスクトップ型をおすすめします。
| 比較項目 | デスクトップ型 | ノート型 |
|---|---|---|
| 同じ予算での性能 | 高い性能を選びやすい | 同価格帯では性能が控えめになりやすい |
| 設置場所 | モニターなどのスペースが必要 | 本体の設置スペースを抑えやすい |
| 持ち運び | 基本的に不向き | 持ち運びやすい |
| パーツ交換 | 対応するパーツなら交換しやすい | 交換できるパーツが限られる |
| 初期費用 | モニターなどが別途必要な場合がある | 画面やキーボードが一体になっている |
デスクトップ型は、同じ予算ならゲーム向けの性能を確保しやすく、故障や性能不足が起きたときにパーツを交換できる場合もあります。
一方、学校や外出先にも持ち運びたい場合や、設置スペースが限られている場合は、ゲーミングノートPCが選択肢になります。
どちらを選ぶか迷ったら、自宅でゲームを遊ぶならデスクトップ、持ち運びが必要ならノートPCと考えると分かりやすいでしょう。
初心者がゲーミングPCを購入する前に確認したいこと
購入するPCを決めたら、注文する前に次の項目を確認しましょう。
- 遊びたいゲームや用途が決まっている
- 希望する画質やフレームレートを考えた
- ゲームの公式サイトで必要スペック・推奨スペックを確認した
- 購入候補のGPUの正式な型番を確認した
- 推奨GPUと購入候補のGPUが異なる場合は、性能比較やゲームのベンチマークを確認した
- CPUもシリーズ名だけで判断せず、具体的な型番を確認した
- メモリは16GB以上あり、必要に応じて32GBも検討した
- SSDの容量は500GB以上あり、遊ぶゲームの数に合っている
- 電源の容量はPC全体の構成に合っている
- Wi-Fi・Bluetoothが必要な場合は対応している
- モニター・キーボード・マウスなどを用意できる
- 本体価格だけでなく、周辺機器やカスタマイズを含めた総額を確認した
- 保証期間や修理サポートの内容を確認した
特に大切なのは、遊びたいゲームの推奨スペックと、購入候補のPCのスペックを具体的に比較することです。
例えば、VALORANTのような比較的軽いゲームを中心に遊ぶなら、低価格のエントリーモデルも候補になります。一方、重量級ゲームを高画質で楽しみたいなら、GPUの性能に余裕を持たせた方がよいでしょう。
必要以上に高性能なPCを買う必要はありませんが、価格の安さだけで選ぶと、思っていた使い方ができない場合があります。自分が求める性能と予算のバランスを考えましょう。
ゲーミングPC選びでよくある質問
10万円台前半のゲーミングPCでも大丈夫?
遊びたいゲームや希望する画質によっては、十分候補になります。
例えば、比較的軽いゲームを中心に遊びたい人や、画質にあまりこだわらずPCでゲームを楽しみたい人なら、エントリーモデルでも満足できる可能性があります。
一方、最新の重量級ゲームを高画質で遊びたい場合や、高フレームレートを重視する場合は、上位モデルを検討した方がよいでしょう。
安いPCを選ぶ場合は、遊びたいゲームの必要スペック・推奨スペックと、購入候補のGPU・CPUの型番を比較することが大切です。
ゲーミングPCは何万円くらいのものを買えばいい?
幅広いPCゲームを遊びたいなら、15万〜20万円台を一つの目安にするとよいでしょう。
一方、特定のゲームを中心に遊びたいなら、10万円台前半のエントリーモデルも候補になります。
何万円のPCが正解というわけではないため、遊びたいゲームや希望する画質に合った構成を選びましょう。
ゲーミングPCはメモリ16GBでも大丈夫?
16GBは、価格を抑えたゲーミングPCを選ぶ際の基準になります。
ただし、ゲームによっては32GBを推奨するものもあります。遊びたいゲームの推奨環境が32GBなら、購入時に32GBを選ぶことを検討してください。
また、ゲームと同時に配信ソフトやブラウザなどを使う場合も、32GBの方が余裕を持って使いやすくなります。
GPUとCPUはどちらを優先すればいい?
ゲームを遊ぶことが目的なら、まずは遊びたいゲームに必要なGPUを確認しましょう。
GPUの型番が推奨スペックと異なる場合は、GPU比較サイトやゲームのベンチマークを参考にします。
CPUについても、Core i7やRyzen 5といったシリーズ名だけで判断することはできません。具体的な型番と、ゲームでのベンチマークを確認しましょう。
GPUだけでなく、CPUとの組み合わせが用途に合っているかを確認することが大切です。
電源のW数は大きい方が安心?
必要以上に大きなW数を選ぶ必要はありません。GPUやCPUに合った電源容量を選ぶことが大切です。
BTOパソコンなら、メーカーが用意している標準構成の電源を基準に考えましょう。自分でパーツを交換する予定がある場合は、交換先のパーツも含めて必要な容量を確認してください。
Wi-FiやBluetoothは必ず必要?
必須ではありません。有線LANでインターネットに接続し、有線の周辺機器だけを使うなら、Wi-FiやBluetoothがなくても困りません。
一方、無線でインターネットに接続したい場合や、Bluetooth対応のイヤホン・コントローラーを使いたい場合は、必要な機能を追加しましょう。
BTOパソコンは初心者でも買える?
はい。BTOパソコンは、メーカーが用意した構成から選んで注文する方式です。
自分でパーツを一つずつ購入して組み立てる必要がなく、完成したPCとして購入できます。
初めてゲーミングPCを購入するなら、BTOパソコンから選ぶ方法が分かりやすいでしょう。商品ページのCPU・GPU・メモリ・SSDを確認し、遊びたいゲームに合ったモデルを探してみてください。
まとめ|初めてのゲーミングPCは遊び方と予算に合わせて選ぼう
初めてゲーミングPCを購入するなら、すべてのパーツを細かく理解する必要はありません。
大切なのは、遊びたいゲームや用途に必要な性能を確認し、商品ページに記載された型番を比較して、自分に合った構成を選ぶことです。
選び方の目安は、次のとおりです。
- 予算を抑えたい人: 10万円台前半のエントリーモデルも候補にする。遊びたいゲームの推奨スペックとGPUの性能を比較する。
- 幅広いゲームを遊びたい人: RTX 5060クラスなど、フルHDでさまざまなゲームに対応しやすい構成を検討する。
- 高画質や高フレームレートを重視する人: さらに上位のGPUや、CPU・メモリを含めた構成を比較する。
メモリは16GB以上、SSDは1TBを一つの目安にしつつ、予算が限られている場合は500GBのSSDから始める方法もあります。Wi-FiやBluetoothも、自分に必要な機能かどうかを考えて選びましょう。
そして、PC選びで最も大切なのは、価格の高さではなく、自分が求めている使い方に合っているかどうかです。
遊びたいゲームが決まっているなら、そのゲームに必要な性能を確認する。さまざまなゲームを遊びたいなら、幅広いゲームに対応しやすい構成を選ぶ。高画質や高フレームレートにこだわるなら、必要な性能に応じて予算を増やす。
このように考えれば、必要以上に高価なPCを買うことも、性能不足で後悔することも避けやすくなります。
当サイトでは、ゲームタイトルごとにおすすめのゲーミングPCや必要スペック、選び方も紹介しています。
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自分の遊びたいゲームと予算に合った1台を見つけて、快適なPCゲーム環境を整えていきましょう。
具体的なモデルを比較して選びたい方は、予算や用途に合わせて厳選した8台を紹介する記事も参考にしてください。










